良い所①ドライバーを「その気」にさせてくれるインテリア
最先端のフルデジタルメーター、センターモニターは抜群の視認性であり、見た目もスタイリッシュだ。太めのステアリングがとても握りやすく、ハンドルを操作する力を確実にタイヤへ伝えてくれる。シートやステアリングの調整幅が広く、どんな体系の人でも適切なドライビングポジションを取りやすい。またシートの出来が高く、腰回りを重点的に支えて、上半身は緩やかにサポートするため、スポーツシートでも窮屈さは感じない。10秒で開くソフトトップを開けば、軽快なエンジンサウンドも良く聞こえ、「走りたい」という心を駆り立ててくれる。

良い所②軽快なハンドリングと安全性重視のステアリング制御
ロックtoロックで2.1回転のバリアブルステアリングは、中心付近は穏やか応答性だが、ステアリングを切り込んでいくと一気にタイヤ切れ量が増えていく設定となっている。交差点や車速の低いワインディングでは、ステアリングを持ち替えることなくグイグイと曲がることができるので非常に快適だ。また、車線をキープするステアリング制御をONにすれば、走行レーンを外れそうになると、強烈な力でステアリングが修正される。他のどのメーカーよりも強いその力は、一発で眠気が吹き飛ぶほどだ。

気になった所①ワイドになりすぎたボディ
1865mmというワイドな全幅と着座位置の低さは、駐車場の料金所の幅寄せのシーンなどで、慣れるまでは常に気を遣うことになるだろう。また2ドアのためドア長が大きいこともあり、日本では駐車場での乗り降りで、苦労をするかもしれない。スタイリッシュなエクステリアデザインを得たものの、日常の使い勝手が犠牲になっており、残念な点といえる。

気になった所②19インチだと乗り心地は固い
綺麗なサーフェイスの路面ならば、実に滑らかに走ってゆくのは「さすがBMW」だが、荒れた路面や路面の継ぎ目で、前後方向の揺れ(ピッチング)が生じやすい。オプションの19インチタイヤだと、ばね下を制振するためにショックを硬めに設定する必要があり、かつホイールベースも短いため、ピッチングが生じやすいのだ。滑らかな乗り心地を味わいたいのならば、17インチもしくは18インチを選択した方が良い。