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【ホンダ NSX 新型試乗】2019年モデルは「極上快適スーパースポーツ」だ…島崎七生人 Website:http://autocarmagazine247.com/ .AppStore:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.QTStudio.ZombieCrazy 2世代目『NSX』にデビュー最初に試乗した際の思いは内心フクザツだった。 まして2000万円超、ホンダの最高、最新の技術が投入され、元来スポーツカー好きのアメリカ人エンジニアのセンスが息づいてとあらば、つまらないクルマにはなっていないはず……そう考えられたからだ。 が、実際の印象は「あら!?」だった。正直、初試乗時の印象の子細は、もはやほぼ記憶から飛んでいるほど。いや、もう少し正しく言えば、今回新たに試乗できた改良型2019年モデルが、まるっとすべての印象をいい方向に“上書き”してくれ、やっとこれで、僕の中での正しい2代目NSX像が鮮明に像を結んでくれた、そんな感じである。 高性能である前に、とにかく極上の快適性もモノにしたこと。新型でまず言えるのはそのことだ。とくに乗り心地は、一般公道の試乗であれば、どこかの駐車場から一般道へとクルマを進めることになるが、1本目のタイヤが路肩の段差から走行車線の路面の上にストン!と降りた瞬間から「なんて上等な乗り味のスポーツカーに手直しされたのだろう」と驚かされた。 クルマのサスペンションは……それもスポーツカーであればなおさら……ダイナミック性能の追求が第一義。だが、まるで高級セダンのような“人当たりのよさ“をまず実感させてくれた点に感銘をおぼえた。 標準タイヤのコンチネンタルスポーツコンタクト6は新型NSXに合わせて新規開発されたそうだが、とはいえ前後-1920インチと豊かなサイズ。だが、このクルマで仮に乗り心地の荒さを感じたとしても「それは荒れた路面のせい」と即座に断じたくなるのも、それくらい洗練された足まわりに思えるからだ。速度にして80kmhを超えたあたりからの乗り心地のスムースさは印象的だ。 もちろん走り込めばこのクルマの真価は発揮される。が、それも必ずしもサーキット全開走行でなくとも堪能できるところが魅力だ。 車両重量1780kg前後-7501030kg、3.5リットルのV6ツインターボ+9速DCTに、SH-AWDの前2モーター、後1モーターによるトルクベクタリングは、トルクの制御がこれまでより肩のチカラが抜けたというか、自然さが感じられるようになったのがよい。試乗当日はFSW富士スピードウェイ周辺のカントリーロードを流してみたが、ボディサイズを感じさせず、ライントレース性が実に素直なのがよかった。